西崎病院ブログ

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4価インフルエンザワクチンについて

今年から、インフルエンザワクチンが3価から4価に変更されました。勉強がてら何が変わったのかまとめてみました。 インフルエンザ関係については、厚生労働省のホームページが一番分かりやすくて客観的に書かれているように思います。毎年少しずつ改訂され… 続く

今年から、インフルエンザワクチンが3価から4価に変更されました。勉強がてら何が変わったのかまとめてみました。 インフルエンザ関係については、厚生労働省のホームページが一番分かりやすくて客観的に書かれているように思います。毎年少しずつ改訂されています。 www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/qa.html 4価インフルエンザワクチンについて ●去年まではA型2価、B型1価の3価ワクチンだった。(日本は不活化ワクチン、鼻噴霧の生ワクチンも海外にはあり。日本はそろそろ臨床試験?) ●WHOが2月ごろに次のシーズンにどんなウイルスが流行するか予測して推奨ウイルス株を決定。それをもとに厚労省を経てメーカーが製造。 ●インフルA型に比べ、B型は、重症になる人が少なそう、ワクチンによる免疫獲得が悪い、などの理由で、今まで1価しか入っていなかった。 ●ところが、2011年以降B型インフルエンザはビクトリア株、山形株の2種類が同シーズンに流行することが多い。 ●そこで、2種類の株を入れて4価ワクチンが作られた。2014-15シーズンよりアメリカでは接種されている。 ●B型へのワクチンの効きは比較的悪かったが、4価になることで、予測の外れがなくなる。 ●値段は上がった。製造時に使用する卵が増えるせい。当院では3000⇒4000円に。 厚労省のホームページにもありますが、インフルエンザワクチンは、インフルエンザにかからなくなるというよりは、重症化を抑える事がわかっています。個人的には、自分だけでなく、周りへの感染を防ぐことがワクチンの意義だと思っています。高齢者、抵抗力の落ちた方は、もちろんのこと、家族や周囲の方もワクチンをすることで、みんなが守られるのではないかと思います。

西崎病院におけるインフルエンザワクチンの効果

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