今回の目的:久しぶりの消防訓練であったので、基本に戻り、単純な火災に対しての訓練を実施した。
【内容】
5階南:5階南〇〇号室にて火災発見。①非常ベルを押す、②初期消火、③避難誘導。→初期消火失敗。
他階:対応訓練。①避難誘導、②初期消火応援、③他階への避難誘導援助。
連携:サクラビア玄関横のスペースを本部として、各階からの避難状況の報告を受ける。(本部へ駆けつける階、窓越しにハンドスピーカーで報告する階)。そして、最後に3階健診センター玄関前に集合した。
振り返り:報告を忘れた階があった。本部の位置の認識が徹底されていなかった。しかし、比較的単純な訓練であったが、対応の流れが見えるようになった。次回、さらに複雑な訓練が期待できた。
今後の課題:①消防訓練のマニュアルを改訂する。②シナリオをもっとわかりやすくする(図や写真を加える等)、③条件の違い(今回は昼間。今後は深夜や天候不良時にはどうするか)による対応も必要。
*CoMedixの防災マニュアルの中の、病院向け火災時避難誘導DVDを観ることを勧める。
その中で強調されていること:病院の全職員がすべきことは①確実な初期消火対応、②的確な避難誘導、③職員のスムーズな連携である。これが、患者さんと自分たちの完全確保に繋がる。日頃の訓練と院内防災手順の確認が大事である。
西崎病院院長 山城清二