沖縄県内の麻しん(はしか)患者発生状況がレベル3になりました。
県内では、平成30年3月20日に平成26年以来となる麻しん患者の1例目が確認されてから、麻しん患者の発生が続いています。
麻しんは、感染力が非常に強く、小児が感染すると肺炎、中耳炎、脳炎などの合併症を起こすことがある感染症です。
麻しん患者と接触した場合は、接触後7~21 日間の健康観察が必要となります。発熱、発疹等の症状が現れた場合は、必ず事前に医療機関に「麻しんかもしれない」ことを連絡のうえ、医療機関の指示に従い受診してください。
◎麻しん(はしか)の主な症状
10~12日間の潜伏期の後、咳、鼻みず、結膜充血、目やになどの症状とともに38℃以上の発熱が見られます。
この症状が数日続いた後、いったん解熱するように見えるものの再び高熱となり、全身性の発疹が現れて高熱はさらに4~5日続きます。発疹が現れる前から口の中の粘膜に白色の小さな斑点「コプリック斑」が出現します。
乳幼児では消化器症状として、下痢、腹痛を伴うことも多くみられます。
合併症のないかぎり7~10日後には主症状は回復します(以上、「回復期」)が、リンパ球機能などの免疫力が低下するため、しばらくは他の感染症に罹ると重症になりやすく、また体力等が戻って来るには結局1ヶ月位を要することが珍しくありません。
このように、麻疹の主症状は発熱が約1週間続き、カタル症状も強いため、合併症がなくても入院を要することが少なくなく、回復までには時間のかかる重症な病気といえます。
糸満市ホームページ↓
www.city.itoman.lg.jp/docs/2018032300010/
沖縄県医師会ホームページに
麻しんについてのQ&A、沖縄県麻しん発生時対応ガイドライン等掲載されています↓