先週行われた南部糖尿病ネットワークの勉強会のまとめです。
「クリニックにおける管理栄養士の役割」
屋宜内科医院 栄養士 浦崎みずき先生
生活習慣病専門のクリニックの栄養士として、初診から患者さんに聞き取り、指導を行っているそうです。外来の待ち時間に少し指導をすることや、初診から3回ほどは重点的に指導を行ってことなど、参考にしたいと思いました。
「糖尿病専門クリニックだからできる共同研究
~糖尿病データマネジメント研究会(JDDM)に参加して~」
屋宜内科医院 院長 屋宜宣治先生
屋宜先生はJDDMという糖尿病患者のデータベースのデータまとめ役をされているそうです。
約5万人!の全国のデータを解析した内容を話して頂きました。
2013年に2型DMの平均A1cが7%を割ったが、またその後悪化した。今は7%前後。
1型は7.8%前後で横ばい。
1型のBMIはだんだん悪化、BMI23を超えてきた。
2型のBMIは25から少し下がり気味。
インスリンの単独療法は減って、経口との併用が主体になってきた。
DPP4阻害薬が発売されて、処方が増えた。DPP4を処方されると、SUは減らして、インスリンは変わらないまま0.5%くらいA1cは改善している。
他にも、1型、2型糖尿病のインスリンの使用量の差など、全国の糖尿病専門クリニックの平均データを教えて頂きました。そのデータをもとに、こういう治療をしていきますよ、と患者さんへの話ができるそうです。なるほどです。
JDDMの話は学会ではよく発表されているようですが、沖縄でするのは初めてだそうです。素晴らしいデータでとても勉強になりました。