西崎病院ブログ

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介護職員研修会2025

 皆様、あけましておめでとうございます。2025年の活動として、介護職員の研修会を開始することにしました。早速、16日の仕事始めの日に管理棟5階会議室にて西崎病院・サクラビアの職員を対象にした研修会を開催しました。約30名の職員が参加し、下記の内容について講義・実習を行いました

  • 心肺蘇生法(心停止への対応):特に、心マッサージ(胸骨圧迫)ができようにする。
  • ハイムリック法(喉に異物を詰まらせた時の対応):まずは咳を促す、それでも改善しない場合は背中を叩く、さらにハイムリック法を施行する(立位と座位の場合を体験)
  • 高齢者に多い病気と生活上の留意点:下記の疾患をプリントで簡単に説明

(介護職の初任者研修テキストに掲載されている疾患)

I.生活習慣病:高血圧、糖尿病、脂質異常症、メタボリックシンドローム、

高尿酸血症・痛風、脂肪肝・アルコール性肝疾患、喫煙と関連する疾患

II.脳神経系の病気:脳血管疾患(脳卒中)、パーキンソン病

III.循環器系の病気:虚血性心疾患、心臓弁膜症、心不全、不整脈

IV.呼吸器系の病気:喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、肺炎、呼吸不全

V.肝臓胆道系の病気:急性肝炎、慢性肝炎・肝硬変、胆石・胆嚢炎

VI.腎泌尿器系の病気:慢性腎臓病、前立腺肥大症、前立腺がん

VII.骨関節の病気:骨粗鬆症、変形性膝関節症、変形性脊椎症、関節リウマチ

VIII.精神の病気:老年性うつ病、神経症、

IX.眼と耳の病気:白内障、緑内障、加齢性難聴(老人性難聴)

X.皮膚の病気:皮膚掻痒症、白癬症 

心マッサージとハイムリック法はとっさの時の対応ですので、今後何度でも復習しましょう。 3)の疾患についてはまずは疾患名を知り、できれば疾患のイメージが持てるようにしましょう。介護職の皆さんが働きやすい環境も整えていきたいと思いますので、よろしくお願いします。一緒に頑張りましょう。 

文責 院長 山城清二

リアル看護体験を行いました!

4月から看護学生として看護学校への入学が決まっている学生さんのリアル看護体験を受け入れました。

土曜日の午前中の短い時間でしたが病院のことをよく理解していただき、チーム医療についても知ってもらって有意義な看護体験ができたものと思っています。

看護学生として3年間、勉学に励みながら、実習が待っています。真摯に取り組む姿が浮かんできます。人材不足が叫ばれる今、きっと沖縄の医療界を担う人材になっていくことでしょう。また西崎病院での実習があればお会いしましょう。

頑張ってください!!

文責:西崎病院 中村洋子

【リアル看護体験感想】

BLS など技術面の体験もできて今後の学習につなげていきたい

・知識と技術をしっかり身につけ、患者さんや医療従事者、周りの人たちの役に立てる看護師になりたい

・たくさんの医療従事者が一人の患者に関わっていることを間近で見ることができ、改めてチーム医療を感じることができた

・患者さんの変化に素早く気づけるような観察眼を持った看護師になりたい

第24回  医療法人以和貴会・社会福祉法人以和貴会  合同研究発表会

日程:令和6128日(日) 9001700 

場所:介護老人保健施設 サクラビア 2F 糸満市字座波371-1

上記日程にて、合同研究発表会を開催いたしました。

法人職員による口述演題、パラマウントベッド様による企業セミナー、県立南部医療センター・こども医療センター救急科副部長である土屋 洋之(つちや ひろゆき)先生をお招きしての特別演題など充実した発表会となりました。

【大会長 名嘉 紀勝(特別養護老人ホーム朝日の家 施設長)より】

医療法人以和貴会、社会福祉法人以和貴会併せて、20を超える事業所があります。大勢の職員がおり、様々な職種、職能があります。職員それぞれの日頃、取り組んでいる課題や問題。各々が目指している目標やその実現のための取り組み、過程。ぜひ、この会を通して、発表や公表をしてください。そこから、医療サービス、利用者満足度を上げていく様に切磋琢磨になることを願っています。参加した皆で、知りえた知識・情報をこれからのサービスに活かしていきましょう。

【口述発表(14演題)】

<セッション1>

・血液透析患者のシャント管理におけるエコー下穿刺の有用性

・データで見る 西崎病院

・医療機関とヤングケアラー~気づいて、踏み込もう!家族支援~

・がん終末期の方の支援に携わって見えてきたこと

 

<セッション2> 

・リフトを使用した筋緊張緩和効果の検証

・障害者施設における言語聴覚士の役割~肺炎予防と食支援~

・透析後疲労感・運動意欲低下に対するアプローチ~音楽鑑賞を用いて~

・臨床実習成果に影響を与える要因分析

 

<セッション3>

・西崎病院活性化プロジェクト2024

・眠りSCAN導入後の活用方法

・医薬品不足に対する薬局の取り組み~品質不正問題~

・日中活動の効果~睡眠向上の取り組み~

・西崎病院透析室の災害対策

・パンデミックから学ぶ地域連携型BCP

【口述発表の様子】

透析時、シャントへの穿刺にエコー機器を使用することで、穿刺ミスや刺し直しによる患者の苦痛を減らすことができるようになった成果を報告した演題。

(演題名:血液透析患者のシャント管理におけるエコー下穿刺の有用性)

移乗用リフトを利用し揺すり運動することにより、四肢緊張の強い患者様の緊張軽減が図れないかを検証した演題。(演題名:リフトを使用した筋緊張緩和効果の検証)

当法人の施設や病棟でも活用の始まっている「眠りSCAN」の活用を報告した2演題。

(演題名:眠りSCAN導入後の活用方法、日中活動の効果~睡眠向上の取り組み~)

 

その他の演題発表風景

 

 【企業セミナー】

 パラマウントベッド様による、当法人で導入している「眠りSCAN」についての講演

【特別講演】

今年1月に起こった能登半島地震ではDMATとして参加され、過去には2011年の東日本大震災などでも救援活動に参加された県立南部医療センター・こども医療センター救急科副部長 土屋 洋之(つちや ひろゆき)先生に、「大規模災害時、病院はどうなる?~その日のためにBCP~」というテーマで災害時に備えて、病院やその職員がどのような意識や準備をしていく必要があるかを講演していただきました。

【口述発表 最終結果】

最優秀賞

演題名:医療機関とヤングケアラー~気づいて、踏み込もう!家族支援~

発表者:眞壁 政也(西崎病院 地域連携室 社会福祉士)

優秀賞

演題名:眠りSCAN導入後の活用方法

発表者:枝川 豊(朝日の家 養護課)

理事長特別賞

演題名:臨床実習成果に影響を与える要因分析

発表者:前川 猛(介護老人保健施設サクラビア リハビリテーション課 理学療法士)

 

報告・文責:第24回合同研究発表会実行委員会

実行委員長 座安 隆裕

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