日程:令和6年12月8日(日) 9:00~17:00
場所:介護老人保健施設 サクラビア 2F 糸満市字座波371-1
上記日程にて、合同研究発表会を開催いたしました。
法人職員による口述演題、パラマウントベッド様による企業セミナー、県立南部医療センター・こども医療センター救急科副部長である土屋 洋之(つちや ひろゆき)先生をお招きしての特別演題など充実した発表会となりました。
【大会長 名嘉 紀勝(特別養護老人ホーム朝日の家 施設長)より】
医療法人以和貴会、社会福祉法人以和貴会併せて、20を超える事業所があります。大勢の職員がおり、様々な職種、職能があります。職員それぞれの日頃、取り組んでいる課題や問題。各々が目指している目標やその実現のための取り組み、過程。ぜひ、この会を通して、発表や公表をしてください。そこから、医療サービス、利用者満足度を上げていく様に切磋琢磨になることを願っています。参加した皆で、知りえた知識・情報をこれからのサービスに活かしていきましょう。
【口述発表(14演題)】
<セッション1>
・血液透析患者のシャント管理におけるエコー下穿刺の有用性
・データで見る 西崎病院
・医療機関とヤングケアラー~気づいて、踏み込もう!家族支援~
・がん終末期の方の支援に携わって見えてきたこと
<セッション2>
・リフトを使用した筋緊張緩和効果の検証
・障害者施設における言語聴覚士の役割~肺炎予防と食支援~
・透析後疲労感・運動意欲低下に対するアプローチ~音楽鑑賞を用いて~
・臨床実習成果に影響を与える要因分析
<セッション3>
・西崎病院活性化プロジェクト2024
・眠りSCAN導入後の活用方法
・医薬品不足に対する薬局の取り組み~品質不正問題~
・日中活動の効果~睡眠向上の取り組み~
・西崎病院透析室の災害対策
・パンデミックから学ぶ地域連携型BCP
【口述発表の様子】
透析時、シャントへの穿刺にエコー機器を使用することで、穿刺ミスや刺し直しによる患者の苦痛を減らすことができるようになった成果を報告した演題。
(演題名:血液透析患者のシャント管理におけるエコー下穿刺の有用性)
移乗用リフトを利用し揺すり運動することにより、四肢緊張の強い患者様の緊張軽減が図れないかを検証した演題。(演題名:リフトを使用した筋緊張緩和効果の検証)
当法人の施設や病棟でも活用の始まっている「眠りSCAN」の活用を報告した2演題。
(演題名:眠りSCAN導入後の活用方法、日中活動の効果~睡眠向上の取り組み~)
その他の演題発表風景
【企業セミナー】
パラマウントベッド様による、当法人で導入している「眠りSCAN」についての講演
【特別講演】
今年1月に起こった能登半島地震ではDMATとして参加され、過去には2011年の東日本大震災などでも救援活動に参加された県立南部医療センター・こども医療センター救急科副部長 土屋 洋之(つちや ひろゆき)先生に、「大規模災害時、病院はどうなる?~その日のためにBCP~」というテーマで災害時に備えて、病院やその職員がどのような意識や準備をしていく必要があるかを講演していただきました。
【口述発表 最終結果】
最優秀賞
演題名:医療機関とヤングケアラー~気づいて、踏み込もう!家族支援~
発表者:眞壁 政也(西崎病院 地域連携室 社会福祉士)
優秀賞
演題名:眠りSCAN導入後の活用方法
発表者:枝川 豊(朝日の家 養護課)
理事長特別賞
演題名:臨床実習成果に影響を与える要因分析
発表者:前川 猛(介護老人保健施設サクラビア リハビリテーション課 理学療法士)
報告・文責:第24回合同研究発表会実行委員会
実行委員長 座安 隆裕