西崎病院ブログ

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感染管理認定看護師誕生!

感染管理認定看護師を取得された吉川師長にインタビュー🎤

⭕これまでの経歴を簡単に教えてください。
 鹿児島県の看護学校で看護師免許を取得し、19年になります。
私が取得した資格は、感染管理認定看護師です。日本看護協会が認定する資格で21の分野があり、そのひとつです。7ヶ月の間の教育課程を経て、認定審査の試験に合格すると取得出来ます。
他に緩和ケア認定看護師や、皮膚・創傷ケア認定看護師などがあります。その中で唯一「管理」を専門とするのが感染管理認定看護師です。他の分野は患者さんやそのご家族に対するケアの専門ですが、感染管理認定看護師は、病院にいる人すべてを対象に人・物・設備・手順などを感染対策の視点で管理します。新型コロナウイルスの流行により感染対策は病院だけではなく、広く注目を集めています。
ですが、病院ではコロナ禍以前より、耐性菌やインフルエンザなど感染対策は日常的な問題でありました。アメリカの研究では、感染管理の専門家が管理する組織は有意に感染症が減る結果がでています。その為、病院では必ず感染対策委員会が設置義務となっているのです。コロナにより、感染管理認定看護師の活動の場は地域へと広がっています。

⭕認定看護師として、現在はどのような仕事や活動をされていますか?
資格取得前と後で、一番変わったと思うこと、良かったことなど。
仕事内容としては、特別な変化はありません。ただ、教育課程で学んだ事を活かして、よりエビデンスに基づいた支援が出来るようになりました。

⭕資格を取ろうと思ったきっかけは?
 上司のすすめです。元々興味はありましたが、7ヶ月の教育課程や県外での取得など壁が高かったです。今回200床以下の病院への日本看護協会からの補助金や、病院のバックアップ、県内開講など恵まれた条件がそろい、資格取得へとつながりました。
  
⭕認定看護師をめざすナースのみなさんへアドバイスやメッセージを
 チャンスや条件があっても、踏み出す一歩は自分しかいないので、チャンスがあるなら勇気を出してどんどんいってほしいですね。

⭕今後の目標や挑戦してみたいことはありますか?
 ひとつは、病院だけでなく関連施設や地域で広く活動していけたらと思っています。感染対策で困っている事や研修会など、ご依頼いただけるようになりたいです。
ふたつめは、慢性期医療協会内で色々な分野の認定看護師や専門看護師とネットワークをつくっていきたいです。まだまだ認定看護師の数は多くないので、互いの強みを活かしていける環境をつくっていくことが目標です。

⭕最後に、吉川さんのリフレッシュはなんですか。
 コロナが終わるまではリフレッシュ出来そうにないですね。コロナが落ち着いたらみんなで飲み会に行きたいです!

【 仲村看護部長からのコメント 】
 当院から今年度初の認定看護師が誕生しました。5南病棟の吉川美妃師長です。
看護部としても念願の感染管理認定看護師です。これまでも感染対策に奔走していましたが、昨年12月から7ヵ月の感染管理の研修を終了し、厳しい資格試験に合格、感染管理認定看護師の誕生です。
小さい体で院内や関連施設での新型コロナクラスター発生時にはすぐに駆けつけるパワー、情熱には頭が下がります。
自己の体調管理もしながら今後のさらなる活躍に期待したいと思います✨

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