西崎健康教室のお知らせ
【糖尿病の薬について(低血糖を起こす薬、起こさない薬を覚えましょう)】
2016年 10月28日 (金) 午後1時15分~1時45分 西崎病院 外来待合室
内科医師:山城武司
どなたでもご自由にどうぞ。スタッフも大歓迎!
西﨑病院 糸満市座波371-1
098-992-0055
西崎健康教室のお知らせ 【糖尿病の薬について(低血糖を起こす薬、起こさない薬を覚えましょう)】 2016年 10月28日 (金) 午後1時15分~1時45分 西崎病院 外来待合室 内科医師:山城武司 どなたでもご自由にどうぞ。スタッフも大… 続く
2016年9月15日
西崎健康教室のお知らせ
【糖尿病の薬について(低血糖を起こす薬、起こさない薬を覚えましょう)】
2016年 10月28日 (金) 午後1時15分~1時45分 西崎病院 外来待合室
内科医師:山城武司
どなたでもご自由にどうぞ。スタッフも大歓迎!
西﨑病院 糸満市座波371-1
098-992-0055
糖尿病患者に対する歯周病治療ガイドライン2014を読み返す機会があったので、まとめてみます。 ●HbA1c9%以上だと歯周病悪化が顕著になる。 ●歯周治療によってHbA1cが改善するかどうかは、はっきりしていないが、歯周治療が効く糖尿病患者… 続く
2016年7月20日
糖尿病患者に対する歯周病治療ガイドライン2014を読み返す機会があったので、まとめてみます。
●HbA1c9%以上だと歯周病悪化が顕著になる。
●歯周治療によってHbA1cが改善するかどうかは、はっきりしていないが、歯周治療が効く糖尿病患者群が存在すると思われる。(高感度CRPが高いような重度の歯周病をもつ糖尿病患者なら効果あるか?)
●糖尿病患者に歯周基本治療を行う際でも、菌血症に対する対処は特に必要ない。
●ただし血糖コントロールが不良な患者では、術前術後の抗菌薬の予防投与を行うことが望ましい。顕性尿たんぱくが陽性の患者はなおさら注意。
●歯周外科治療などの観血処置を行う際は、HbA1c7%未満を目標とする。
●糖尿病患者に対してインプラントを行う際は、血糖コントロール、罹病期間、合併症の有無などを考慮すべき。
参考文献
日本歯周病学会
www.perio.jp/publication/upload_file/guideline_diabetes.pdf
沖縄県南部地区歯科医師会にも糖尿病と歯周病がまとめられています。
nanshi-oki.org/kiji/tounyou.php
2015年のコクランレビューです。
onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/14651858.CD004714.pub3/full
ここでは歯周病治療によって0.29%改善するかも(エビデンスは弱いけど)、となっています。
7月11日に糸満市健康推進課のスタッフの方と連携会議を行いました。特定健診などで指導をする際のコツや悩みなどを話し合いました。結構鋭い質問で大変でした。 勉強したことをまとめてみます。 ●中性脂肪が1000mg/dlを超えるような人への指導… 続く
2016年7月15日
7月11日に糸満市健康推進課のスタッフの方と連携会議を行いました。特定健診などで指導をする際のコツや悩みなどを話し合いました。結構鋭い質問で大変でした。
勉強したことをまとめてみます。
●中性脂肪が1000mg/dlを超えるような人への指導
中性脂肪が1000(500~という本も)を超えると急性膵炎のリスクが高くなる。もしアルコールあるなら減らしましょう。それでも高いならフィブラート系の内服を(あまりエビデンスなし)。
中性脂肪が500弱なら内服なしもあり?(中性脂肪を下げることで心血管疾患がよくなるというエビデンスが少ない)。
なので、まずは中性脂肪以外のLDL、血圧、肝機能(アルコール)などチェック。血管や寿命に与える影響は、中性脂肪よりもそっちがはるかに高いので、そっちを優先して指導を。
●空腹時血糖が120mg/dlと比較的高いのに、HbA1cが4~5%と良い人は指導すべきか?
貧血や異常ヘモグロビン症などでHbA1cと血糖がかい離することはありますが。。。。
本当に空腹時血糖だったのか、まずは再検査?気になるなら75gブドウ糖負荷試験をしてもよいかも。
(補足)平均血糖≒(HbA1c-2)×30。
●心電図の「完全右脚ブロック(のみ)」はどうすべきか?
循環器の神山先生と話しましたが、基本的はほぼ心配ない、とのことですが、「日本人間ドック学会 心電図健診判定マニュアル」ではC判定になる。
健診で心電図をすることの意義についての話も。なかなか難しい。。。
www.choosingwisely.org/patient-resources/health-checkups/
はっきりと答えられるようなものはなく、議論しながらお互い勉強した、という感じです。しかしとても勉強になりました。今後も定期的にこのような会議ができればと思います。