西崎病院ブログ

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沖縄県地域糖尿病療養指導士 生活習慣 糖尿病 西﨑病院 糸満市座波371-1 098-992-0055

海ぶどう糖会歓送迎会

 先日、当院栄養士邸にて歓送迎会をしました。ご主人、息子さんがお庭で焼いてくれた肉、ピザ、美味しく頂きました。

海ぶどう糖会立ち上げのときから第一線メンバーとして動いてくれた管理栄養士の名嘉由乃さん、お疲れ様でした。ありがとうございました。西崎病院初の糖尿病療養指導士の一人です。

6階病棟の国吉武志さん、よろしくお願いします。糖尿病、とくにインスリンのコントロールが難しい1型の患者さんが多い病棟です。インスリンや内服薬のリンクナースとして頑張って欲しいなあと思います。

今後も、西崎病院糖尿病チーム、海ぶどう糖会として頑張っていきたいです。

第87回 NDN(南部糖尿病ネットワーク)に参加しました!

5/14に南部医師会館でNDNが行われました。今回のテーマは肝臓です。琉大の山川房江先生、前城達次先生のとてもわかりやすい話で勉強になりました。ありがとうございました。

講演会メモです。(知識の自己消化用なので違うことを書いているかも知れません)

 

脂肪肝は予防できる。~琉球大学医学部附属病院における栄養指導~肝臓に優しい食事教えます~

  琉大病院 栄養管理部 副部長 山川房江先生

 

  • 琉大の肝疾患栄養指導の平均年齢は約50歳。BMI2530が多い。
  • BMI30を超えると脂肪肝発症率80%
  • 栄養指導の個人指導では、Inbodyで体組成の測定をするようになった。
  • 正常の肝臓には35%の中性脂肪が蓄えられている。30%以上だと脂肪肝になる。
  • NASHになぜなるの?

・高インスリン血症、活性酸素、鉄の蓄積→これらを改善することが大事。

  • 肥満は肝癌のリスクファクター
  • ガイドラインより

・摂取不足がNAFLD発症の危険因子のもの:魚類・ω3系脂肪酸、食物繊維。

 ・腸内細菌もNASH/NAFLD悪化と関連しているかも。

 ・低カロリー食では、摂取量の適正化を優先、比率では脂質を減らすこと。

  • 体脂肪1kg7000kcal、コンビニのツナマヨおにぎり30個分!
  • 米の適正な量の目安として、両手でまるく茶碗型を作って、すりきり量くらいのご飯であれば、だいたい本人の適正量。(1回はちゃんと計量して確認しましょう)
  • 魚介類接種第一位:青森県37376g。沖縄県は最下位 20499g
  • トランス脂肪酸は肝細胞のアポトーシスを促進させる。クッキーのサクサク成分(ショートニング)に多いですね。
  • 一般野菜の抗酸化活性(100gあたり)が多いのは、ブロッコリー、モロヘイヤ、小松菜、水菜など。
  • 野菜は1350g以上食べるのが理想。だがなかなか現実は。。。。
  • 玄米は白米の12倍のビタミンEが含まれている。
  • 食物繊維の多い食事をゆっくり食べましょう。満腹感がよく出る。
  • 鉄過剰は肝臓に良くない。

・コツ:レバー・青魚・血合い部分・海藻類を控える。

 

 

 

生活習慣病関連の肝疾患   

琉大病院 第一内科 特命講師 前城達次先生

  • 沖縄の肝硬変の原因は4割がアルコール(日本の平均は13.6%)。琉大でも56割。
  • 九州肝癌研究会の調べでは、おそらく2017年には肝がんの原因トップがC型からnonB,Cになるだろう。
  • 沖縄のHBVは大人しい遺伝子型が多い、HCV感染者も少ないので、肝がん死亡率はまだ低いが、今後はアルコール性肝硬変からの肝がん死が増えそう。
  • アルコールの吸収は胃が20%、小腸が80%。空腹で飲むとイッキに小腸に行くので良くない。
  • AUDITスコア(飲酒習慣スクリーニング検査)というのがある。15点以上はヤバイ飲み方している。沖縄は若い男女がヤバイが、50代以上の女性は全国平均より良い。
  • 未成年の飲酒経験は減ってきている。
  • ある程度の患者さんは断酒することで肝臓の働きは戻る。しかし進行してしまうと戻れないどころか、進行が止まらなくなる。
  • どこで断酒すれば大丈夫か?わからない。やめるなら今!
  • 断酒しても、12年はいろいろ病気が出てくる。その期間を頑張ればなんとか生き残れる。
  • 少ない1回飲酒量では1週間あたりの回数に関係ない。
  • 1回飲酒量が多くても週に12回程度であれば大丈夫かも?
  • 「飲酒しなくても大丈夫」という感覚を自覚すること!

 

  • NAFLD/NASHの原因として、以前はtwo hit tyeoryと言われていたが、最近はもっと複雑だということで、multiple parallel hit theoryとか言われている。
  • ガイドラインに載っている改善させそうな薬物はビタミンE(ユベラとか),ピオグリタゾン、スタチン、エゼミチブ、ARB
  • 体重を減らすと、肝線維化も良くなる可能性がある!
  • NAFLDの人が肝硬変まで進むのは5%。メタボ関連の病気、心疾患とかがやはり多い。
    生活習慣病の患者で肝疾患の危険な群をどう見分けるか。炎症:ALT

 線維化:FIB4index1.45がボーダーライン。ASTALT、血小板、年齢から出す。

  • 個人的にやっていること。

 ・糖質制限は長期的には効果が乏しいかな。糖質が多すぎるなら原料を。

 ・運動をしっかりと!有酸素運動、レジスタンス運動で脂肪を燃やす。

  • サルコペニアに関して、ミオスタチンが筋委縮を誘導する。
  • アンモニア代謝の際に、ミオスタチンが産生される→肝硬変の人はミオスタチンが高い。
  • ミオスタチンが高いと生命予後が悪い。
  • 肝疾患患者には、Inbodyなどでサルコペニアをチェックして行きたい。

www.kanzogenki.jp/

 

日本内科学会雑誌 105 1 号より

Pharmacological management of nonalcoholic fatty liver diseaseより

www.metabolismjournal.com/article/S0026-0495(16)30008-7/fulltext#t0005

 

西崎病院 内科:山城 武司

糸満市健康福祉まつり2017+糸満市防災訓練

 

西崎病院からは、翌日から糖尿病週間でもあり、血糖値スパイク、食品の糖質量についての展示をしました。集計できたぶんで103名の方の健康相談を行いました。以和貴会からはサクラビアも参加し、入所者の作品展示を行っていました。

参加したスタッフの印象です。

  • 肥満の方もけっこういたが、血糖は意外に良さそうだった。
  • 血糖値と血圧の違いなど、基本的なことがわからない方も多かった。もっと周知を。
  • 他の参加している病院との交流ができた。             

              ・南部病院:心臓リハビリについて

              ・晴明病院:アルコール依存症について

              ・南山病院:禁煙外来について

  • 風船でプードルができるようになった。

     

    晴明病院からは、アルコールで困っている方がいたら、家族からでも相談に乗りますとのこと。南山病院も禁煙にとても力を入れているようでした。病気になってもアルコール、タバコをやめられず、悩んでいる方は多いです。糸満の各病院で協力してそういう患者さんを良くできればと思います。

    www.facebook.com/itomancity/posts/1869992353041207

    同じ会場では、院長が参加した市の防災訓練も開催され、昼ごはんに自衛隊カレーを頂きました。カレーはあるけどスプーンが足りなくて、配布が止まっていました。ということでカレーだけもらい、屋台でスプーンのつく食品を買おうとしたら、西崎に来ている方が屋台にいらっしゃい、メニュー関係なくスプーンを提供してくれました。ありがとうございます。血糖値は上がりましたが、カレーもたこ焼きもうまかった!

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