西崎病院ブログ

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2018年10月

日本慢性期医療学会(鹿児島 城山観光ホテル)に2日間参加しました

西崎病院からは看護部3名、リハセラピスト2名、医師2名が参加しました。

昨日はずっと曇り空でしたが、今朝は晴れ間がみえて桜島がくっきり見えました。鹿児島は「西郷どん」で盛り上がっているようです。
 学会では2025年・2040年問題に向けた慢性期医療のあり方や制度への対応を厚生労働省の迫井正深 厚生労働省大臣官房審議官が説明し、認知症はもとより地域包括ケアシステムや少子化問題についてのシンポジウムがありました。大会記念公園はハウステンボス取締役CTOの富田直美さんが「AI,IoTによる超少子化・高齢社会への対応」を講演されました。75歳とのことですがハウステンボス内をセグウェイで回っているそうです。発想力・考える力付けること、データ・情報を知恵や知識に昇華する事、物事は完璧にしてから走り出すのではなく走りながら直していくなど独自の考えを講演されました。
 夜は急に寒くなった天文館の居酒屋で乾杯。リハの男子2名は半袖で頑張ってました。

                                (西崎病院院長:名嘉 栄勝)

休診のお知らせ

いつも当院をご利用いただき、誠にありがとうございます。

西崎病院外来診療は本日午後より休診となります。 
ご迷惑をおかけしますが、ご了承くださいますようお願いいたします。

 

2018年9月27日 南部糖尿病ネットワーク

先週行われた南部糖尿病ネットワークの勉強会のまとめです。

 

「クリニックにおける管理栄養士の役割」

屋宜内科医院 栄養士 浦崎みずき先生

 

生活習慣病専門のクリニックの栄養士として、初診から患者さんに聞き取り、指導を行っているそうです。外来の待ち時間に少し指導をすることや、初診から3回ほどは重点的に指導を行ってことなど、参考にしたいと思いました。

 

「糖尿病専門クリニックだからできる共同研究

~糖尿病データマネジメント研究会(JDDM)に参加して~」

屋宜内科医院 院長 屋宜宣治先生

www.yaginaika-okinawa.com/

 

屋宜先生はJDDMという糖尿病患者のデータベースのデータまとめ役をされているそうです。

5万人!の全国のデータを解析した内容を話して頂きました。

 

2013年に2型DMの平均A1cが7%を割ったが、またその後悪化した。今は7%前後。

1型は7.8%前後で横ばい。

1型のBMIはだんだん悪化、BMI23を超えてきた。

2型のBMIは25から少し下がり気味。

インスリンの単独療法は減って、経口との併用が主体になってきた。

DPP4阻害薬が発売されて、処方が増えた。DPP4を処方されると、SUは減らして、インスリンは変わらないまま0.5%くらいA1cは改善している。

 

他にも、1型、2型糖尿病のインスリンの使用量の差など、全国の糖尿病専門クリニックの平均データを教えて頂きました。そのデータをもとに、こういう治療をしていきますよ、と患者さんへの話ができるそうです。なるほどです。

 

JDDMの話は学会ではよく発表されているようですが、沖縄でするのは初めてだそうです。素晴らしいデータでとても勉強になりました。

jddm.jp/data/index-2017.html

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