令和2年11月12日、13日の2日間、
沖縄県立糸満青少年の家を主会場に「第10回沖縄県高校・大学・地域連携福祉研究会」が開催されました。
感染対策を徹底した主会場
例年は県内外の大学や福祉事業所が集まる研究会ですが、今年は新型コロナウイルス感染症の対策のためオンライン配信での実施となりました。
この研究会は、福祉系高等学校の「教員介護実習」の代替研修としても位置付けられ、北海道から沖縄まで22都道府県、総勢45名の教員もリモートで受講しています。
今年も文部科学省視学官 矢幅清司先生や愛知県の愛生舘小林清彦理事長など県外からも多くの有識者が講師として参加しました。ソフィアからは城間定治施設長と玉城伸一課長が講師として参加しました。
講演する玉城課長
講演する城間施設長
玉城伸一課長は昨今のコロナウイルス感染症対策で福祉施設の取り組みと現状を報告し、情報共有と共通認識を行いました。そして、城間施設長の講義では、ICFの理解、個人因子と環境因子が生活機能に与える影響などわかりやすく解説しています。また、介護業務は生産と消費が同時に行われる「一発勝負」であり、だからこそ介護福祉士の専門的な技術と知識が重要で、そこが魅力と話していました。
高校で福祉の授業を実施する教職員と介護現場で利用者の支援を行う福祉従事者。立ち位置は違いますが優秀な介護福祉士を育成する目的は同じであり、このような機会は大変貴重だと思います。
コロナ禍ですが、オンラインという例年とは違った形で実施し、参加できたことは、非常に有意義でした。
今後も地域でのネットワークづくりを通して、人材の育成を図り、利用者のさらなる安全と安心を目指したいと思います。