西崎病院ブログ

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2019年2月

第91回NDN(南部糖尿病ネットワーク)のご案内

3月18日に医療従事者向けですが
第91回NDN(南部糖尿病ネットワーク)に当院の山城武司先生が司会として参加します。

 

2月3日RBCにて「医療特集2019」が放送されました!

2月3日RBCにて

「医療特集2019」が放送されました!

ウチナーンチュの健康、命を支える、

「西崎病院」を含む5つの医療機関を紹介し、

それぞれの特色ある治療や取り組みを取材しています。

ぜひご覧ください!

こちらから↓↓

医療特集2019

2019年1月28日 南部糖尿病ネットワーク

2019年1月28日 南部糖尿病ネットワーク

 

今回の南部糖尿病ネットワークでは、臨床心理士の高橋先生と、リハビリテーション科Drの滝吉先生より講義をしていただきました。

 

備忘録がてら、自分が勉強になったところを自分の言葉でまとめてみました。

高橋先生は日本では恐らく唯一?の糖尿病専門として勤務する臨床心理士だそうです。

1.『患者の人生から考える糖尿病療養支援』

ハートライフクリニック 糖尿病内科心理室 高橋紗也子先生

 

アメリカでは1940年代より1型小児へのサマーキャンプをしていた。(ジョスリンDr

1970年にはCDEがアメリカで始まった。

ジョスリン医療センターの玄関には、患者さんの家で、インスリンや食事の指導をしているCDEの絵が飾られている。

 

知識の伝達型の療養指導(糖尿病教室もコレ)→知識を行動へ動機づけ型→患者の力を引き出すエンパワーメント型へ。

エンパワーメント型は患者さんのことをよく知らないとできない。

エビデンスも大事だが、エビデンスはあくまで平均。

パターナリズム(医療者→患者)から治療同盟(患者⇔医療者)

 

本人の 精神疾患・生活背景・家族関係・生育歴・経済力・知的理解など、こういうのは樹の育つための土壌のようなもの。土壌によって、枝や葉っぱ(糖尿病に対する関わり方)も変わる。枝葉だけじゃなくて、その患者さんの背景も理解して!

 

患者の背景を探るには、会話もよいが、質問紙(PAID質問表)を使うと、数値としてみえるし、変化を追うことができる。質問項目を通して意外な発見もできる。

 

糖尿病の「経験」

絶えざるコントロール:血糖測定・食事時間・食べ方・コントロール。

人生における喪失:身体的・経済的・チャンス、食べる自由など。。。。

将来への不安:合併症への恐怖、老後。。。

科学とは違うのが経験。

 

 

2.『脳卒中後遺症を考慮したDM治療 ~麻痺,嚥下障害.失語症.半側空間無視など~

沖縄徳洲会南部徳洲会病院 リハビリテーション科医長 滝吉優子先生

 

脳卒中の新規発症は30万人/

脳卒中後に寝たきりでもない、認知症でもない、生産年齢の自立した方の復帰が難しい。

勤労者世代の脳卒中患者の80%は退院時予後は治癒または警戒しているにもかかわらず、復職率は51%。

復職コーディネータが介入すると82%まで上昇する!!

 

麻痺対策

カフ付きスプーン、バネ付き箸、返しつき食器(片手でもスプーンでスープなどがうまく取れる←コレ良さそう!)

釘付きまな板(芋などさして使える)

 

失語症

理解できるパンフレット。理解度に注意。なんでもウンウンしていることもある。たまにはNoの質問もしてみる。

 

半側空間無視

茶碗の半分だけ残してしまう。左に視線走査の目印を。一包化しても半分残すリスクに注意。

 

嚥下

歯は大事に!。

とろみをつけると、落ちる経路とスピードが変わる。ムセがへることも多い。

刻みは介護食。誤嚥のリスクになる。歯が悪い人にはいいが、嚥下障害が悪い人には帰って危ない。

ワレンベルグ症候群:歩く嚥下障害。胃ろうのヒトもいる。

 

左の片麻痺は半側空間無視、集中力低下が多い。

右片麻痺は失語症、観念失行が多い。ので鬱になりやすい。知能が落ちているわけではない。

 

脳卒中後などの社会復帰は、本人も家族も我々医療関係者も尻込みしてしまいがちですが、リハビリテーションを通じて、もっともっとやればできるものだと感じました。

 

高橋先生も滝吉先生もエネルギッシュで、とても刺激を受けました。ありがとうございました。

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